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生きると言うこと。

  • 2007/10/31(水) 08:23:56

先週の金曜日に、被爆者の方から聴いた言葉が少しショックだったという事が漏れていたので、忘れない内に網羅しておく。

金曜の夜、被爆者の方に、
私が「戦争についてどう思うか」と投げかけた時に、

「日本軍が私利私欲のために人を殺し、コロニーを拡大していった。そういう業と言うものが戦争を引き起こした、悪い事
をした」とおっしゃった。

なんだかやるせない気がした。

何故”やるせない”のか。

たぶん、民族の誇りだからだ。
自分の体を流れてる血が、そう思わせる気がしてならない。

GHQの駐屯で軍国主義、全体主義が180度変えられたのもあるし、戦争における米国に対する理不尽な点も多い。でも、それよりも自分の中で引っかかったのは、

日本人としてのプライドと威厳、そして愛国心。


例えば自分の父親が誰かを殺したとする。
私は、何かそうさせた理由があるに違いないと、一生をかけて弁護すると思う。

だって自分の父親だから。

全世界を敵に回しても私は父親を保護し続ける。

だぶん、それと同じだ。

それは民族の誇りと同じ事だ。

私が日本人である限り、その愛国心は揺るぎないんだろうと思った。

たとえ私が他の国の血が入ってたとしても、揺ぎ無いと思う。

自分の体を駆け巡ってる血は、通った小学校の土ぼこり、両親の愛情、「大河の一滴」を読ませてくれた高校の現国の先生の言葉。そういうモノから作られてると信じてる。

被爆者の方の言葉がすこし淋しいと思った。

私が日本人だからだと思った。






話は昨夜の被爆者の方のお話、フォーマルなスピーチ形式。

金曜の夜と違って、厳かな空気の中、被爆者の二人のスピーチが始まった。

地獄のような光景を目の当たりにしたのがひしひしと伝わった。

もしかしたら、パフォーマンスとしてのスピーチかもしれないと疑った荒んだ私の考えを覆した内容だった。

”原爆を無くすためには、戦争を無くす。起こしちゃいけないんだ、戦争は”

重みのある言葉だった。

広島の原爆。無差別の大量殺人。

引き起こしたのは戦争。

ああ、この被害者は戦争自体を撲滅しようと思っている。

日本人の誇りよりも、なによりも、”戦争を無くす”事に人生を費やしてる、齢78.67にして。

あぁ、やっぱり私は戦争の事何も分かってない。

スピーチの後、「お話有難うございました」と握手して会場を去ったのだが、途中で私は自転車を置いた駐輪所の前で一気に泣き出してしまった。

「有難う御座いました」と握手した瞬間に、被爆者の方が、「ああ、この間来てくれた人だね。僕らと質問する人の間に入って通訳してくれた人だね。ほんとうにありがとう。今夜発つんだ」

私の事、覚えていてくれたんだ、と思った。

民族の誇りよりも、戦争自体を無くそうとする意思。

日本人が悪かった、アメリカが悪かった。
愛国心、日本人としてのプライド。米国の洗脳。
そういう事じゃないんだ。



自分の祖父祖母はもういない。
戦争の事聞いておけば良かったと、今後悔している。

自分の祖母祖父とその被爆者の方を重ね合わせてたのかもしれない。

”戦争を起こしちゃいけないんだ”
その言葉が、亡くなった祖父祖母達の言葉のような気がしてならない。

理想論かもしれない。一人一人正義が違うから、無理かもしれない。

でも、私は高齢にも関わらずコロラドまで来て講演してくれた二人のメッセージを受け取った。

理想論だと言えばそれまで。
でも、戦争を無くす為にはどうしたらいいか、と考えた。

二人は人の心を動かした。






引き継ごうと思った、その意思。

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この記事に対するコメント

何だか無性に切なく涙してしまった。

  • 投稿者: misao
  • 2007/10/31(水) 10:33:56
  • [編集]

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